みなさん、こんにちは。可児市、多治見市、土岐市 、八百津町から近い御嵩の歯医者ただこし歯科クリニックの千藤です。
今回はキシリトールについてお話したいと思います。キシリトールはソルビトールやマルチトールと同じ糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。
糖アルコールの中で最もキシリトールは甘く、砂糖と同じくらいの甘さをもっています。糖アルコールは虫歯の原因にはなりません。
なぜなら糖アルコールから口の中で歯を溶かす酸が作られないからです。また、キシリトールは甘みが強いため甘味により、唾液も出やすくなります。
酸を作らないこと、唾液の分泌を刺激して酸を中和することで虫歯にならないのです。
キシリトールの効果が期待できるお菓子はガムやタブレットのみであり、お菓子やジュースなどに含まれていても効果はでません。
理由としてはガムやタブレット以外でキシリトールが口の中に長くとどまることが出来ないからです。
そのためシュガーレスの表示を確かめ、パッケージの成分表示の糖類が0であることを確認しておくことが大切です。
キシリトールガムやタブレットを口の中に入れておくと虫歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけではなく、歯を丈夫にします。また虫歯の大きな原因のミュータンス菌の働きを弱めます。
口が寂しいときは飴をなめるのではなくキシリトールガムやタブレットを食べることで虫歯を防ぐこともでき、口の寂しさも補うこともできます。
ただし虫歯予防の効果を出すには高濃度キシリトール配合のガムかタブレットを1日3回3ヵ月以上続ける必要があります。
飴などはおいしいですが食べ過ぎには注意してキシリトールガムやタブレットを食べるように心がけていきましょう。