みなさん、こんにちは。可児市、多治見市、土岐市、八百津町から近い御嵩町の歯科医院ただこし歯科クリニックの千藤です。
今回は誰でも気になる口臭の悩みについてお話ししたいと思います。
口臭には大きく分けて5つ種類があり、1つ目は生理的口臭です。誰にでもあるにおいで、起床直後(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は特に口臭は強まります。これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。
2つ目は飲食物によ口臭です。ニンニク、ねぎ、酒、たばこ等による口臭は一時的なもので、時間の経過とともに臭いもなくなるので治療の必要はありません。
3つ目は病的の口臭です。鼻やのどの病気、呼吸器系、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、虫歯、歯垢、歯石、舌苔、唾液の減少、義歯の清掃不良などがあります。
4つ目はストレスによる唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。
5つ目は自分自身で強いにおいがあると思い込む人がいます。
口臭の種類は様々ですが主な原因は口の中に棲みついたバクテリアによるものでその数はよく歯磨きをする人でも1000~2000億個、あまり歯磨きをしない人だと4000~6000億個、ほとんどしない人だと1兆個にも達するといわれています。お口の臭いは唾液の量で決まるといわれているので口の中が渇いていたりベタベタしているときは要注意です。
そのために対策としては歯磨きと舌のケアです。マウスウォッシュをしたり、定期的の歯医者に通ってクリーニングをしてもらうことで口臭の対策になります。当院は予防歯科にも力を入れているのでぜひお気軽にお越しくださいませ。