今回は 歯科医師3名 歯科衛生士5名で、日本顎咬合学会(東京)に参加して来ました。
インプラントのためのハードティッシュマネージメント 林美穂先生では、根尖病巣がありながら 延命治療をしていった結果、隣の歯にまで感染が及び抜歯が必要となってしまったケースでは、保存不可能とCT画像などで判断した場合に、症状がないからと延命を希望される患者さんが多くいる一方、その患者さんの希望通りに膿んでいる歯を延命した場合、その歯だけでなく隣の歯にまで感染が及んだ場合には保存不可能となってしまうので、そうなる前にきちんと現在の歯の状況を患者さんに説明する必要があることは、なるほどなと思いました。
次のインプラント治療における骨造成法 白鳥清人先生では、骨をブロックで、ピエゾサージェリーなどで、顎の先やいろんな体の部位から削除し、移植するという外科処置で大変見ごたえがありました。
次は抜歯即時埋入、即時荷重の臨床 林揚春先生の話では、ソケットシールドテクニックなどで、なるべく低侵襲で、腫れの少ない、痛みの少ないインプラント治療で、相変わらず素晴らしい林節での講演でした。
歯内療法を成功に導くための実践的なスキルを身に着けよう 岸本英之先生では、ひとつひとつのステップを分かりやすく説明してくださり、基本の大切さを改めて感じました
歯内療法におけるマイクロスコープの活用法 倉富覚先生の話は、いつも面白く3年連続で聴いています。最近の僕の歯内療法におけるメンターです。根尖孔外のバイオフィルムを歯内療法にて 丁寧に除去していく様は ほんとに見事というしかありません。膿んでいる根っこの感染根幹治療というものはほんとに難しく、5年の成功率が43%と言われています。破折している場合に症状が出てしまった場合は もちろん保存は不可能ですが、破折線があることを見抜くことも難しい場合が多くあります。CT画像にてわかることもありますし、拡大鏡にて歯の中をじっくり見て気づくこともあるのですが、ほんとにわかりにくいことも多々あります。根尖病巣が大きい場合、半年から1年ほど根管治療してもうまくいかない場合も多くあります。根管内は、迷路のように非常に複雑で、根管内をきれいにすれば炎症は治まるのですが、複雑な根管をすべてきちんと機械的に無菌化することは、難しいので、根管治療で上手くいくことも多いのですが、症状がお治まらず難しい場合も多々あります。患者さんからは 治療すれば治るのが当たり前で、期待もされるので、その期待に応えようと日々研さんを積んではいるのですが、中々奥が深い、歯科医師となり20年は経つのですが、結局 一生勉強なんだろうなと、多分10年20年後も同じことを言っている気がします。ただ、その時は今よりずっと高みに入れるように、今後もずっと研さんを積んでいきたいとは思います。
可児市、多治見市、土岐市、八百津町に近い御嵩町の歯科医院
医療法人 CREA ただこし歯科クリニックへ
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