皆様こんにちは。岐阜県可児郡御嵩町の歯科医院、ただこし歯科クリニックの畑佐恭子です。
虫歯になる危険度をカリエスリスクと呼び、これは1人1人原因や度合いが異なります。まず虫歯になりやすい要因が①菌と②食生活で、逆に虫歯になりにくい要因が①唾液と②フッ素、そして③キシリトールです。これらのバランスによって虫歯の発生や進行、そして健康状態が決まります。今日はこのカリエスリスクを知るために行うこと(調べること)についてお話していきたいと思います。
【1】唾液について調べます(サリバテスト)
虫歯菌に対抗する最も頼もしい味方が唾液です。唾液の量が少ないと、虫歯菌が作り出した酸を中和できず歯のエナメル質(最も表層)を溶かし始めます。逆に唾液の量が多いと、酸が中和され酸から歯の表面を守ることができます。
【2】お口の中の菌の数を調べます
虫歯菌の1つのミュータンス菌は、プラークの中に多く存在し、酸を作り出します。また、ラクトバチラス菌は虫歯を進行させる菌です。気に入った住み家があると増えやすくなります。これらの数を調べることでお口の中の状態や食生活を評価することができるのです。
【3】食生活をしらべます
人が食事から栄養を得ているのと同じで、虫歯菌もそれを栄養源にしています。食事の回数、間食の回数が多いほど虫歯になりやすい環境ができあがります。