よく多くの方から「歯医者は怖い」「歯医者は苦手だ」といった声を聞きます。よくよく聞いてみると、子どもの頃 虫歯の治療の時に痛くてパニックになってしまった、歯科治療の時に大人しく出来なくて怒られたことで、歯科治療恐怖症になってしまった、嘔吐反射がありどうしても気持ち悪くなってしまうなど、それぞれにいろんな怖くなってしまった理由があるかと思います。だからと言ってこのまま虫歯や歯周病をほおっておいても大丈夫というわけではなく、何とかしないと(本当はきちんと治療しないと)と思われている方が多いと思います。では、どんな歯医者を選んだらいいんでしょうか?
1 痛みの少ない治療を心掛けてくれる
まずは、最初の麻酔は、歯茎に表面麻酔で、じんわりと感覚を鈍らせて、その上て、細い針を用いて、極力痛みを感じさせないように丁寧に針をいれる方法があります。また無理な力を掛けないなど、一つ一つの手技を丁寧に行うことによって、なるべく痛みの少ない治療を行うことが出来ます
2 不安を取り除いてくれるような安心出来る説明をしてくれる
今までの歯科医院での経験で、怖いや苦手と思う方は多くいると思います。そんな不安を取り除いてくれるような安心感のある優しい話し方で接してくれる歯科医師がいいかと思います
3 麻酔を痛みなくしてくれ、しっかりと効かせてくれる
麻酔が効いてくれるには、適切な時間が掛かります。最低3分以上は待ったほうが好ましいです。他にはしっかりと効かせるには、適切な部位に、十分な量の麻酔液を入れる必要があります。麻酔液が少ないと、十分に効いてくれなかったり、途中で切れて痛みが出て来てしまうことがありますので、特に抜歯時には、麻酔液は少し多めくらいがいいかと思います
4 こどもの治療中に泣いても 怒らずに優しく対応してくれる
子供は怖がりです。知らない顔を見るだけでボロボロと泣いてしまうこともあります。そんな時は、泣き止んでくれるまでニコニコ笑顔で待ってくれ、優しく声を掛けてくれる小児歯科に対応した歯科医師がいいかと思います。そのうち虫歯だらけで、歯医者嫌いだった子供が、慣れて今まで出来なかった歯科治療が出来るようになることも多くあります
5 嘔吐反射、歯科恐怖症があるひとにも、上手く対応してくれる
嘔吐反射の方には、表面麻酔を用いるなどのこともありますが、特に入れ歯などの治療内容の場合、型取りの時に苦手意識がある場合には、なるべくリラックスして受けてもらうほうがいいです。
前歯よりむしろ奥歯の虫歯などの治療の時にも嘔吐反射は出やすいので、なるべく無理のない範囲で、時々休憩を挟みながらリラックスした状態で行うといいです。
インプラント治療などでは、静脈内鎮静法を用いると嘔吐反射や歯科恐怖症の患者さんでもリラックスして受けられます
過去に嘔吐反射が原因でのトラウマがあったりするとそれが歯科恐怖症につながることもあります。また今までの歯科治療で怒られたなど嫌な思いをした場合でも歯科恐怖症につながることもあります。そんな時でも、不安を取り除いてくれるよう優しく上手く対応してくれる歯科医師を見つけることが大切かと思います