皆さんこんにちは。ただこし歯科クリニックの三島です。本日は咬み合わせについてお話ししたいと思います。
人の咬む力は想像よりも大きく、最大で自分の体重の2倍くらいの力がかかっていると言われています。正常な咬み合わせならその力はすべての歯に分散されますが、咬み合わせのバランスが悪かったり、かみしめ、くいしばり、歯ぎしりなどの習癖があると、その大きな力に歯が耐えられず、歯が痛くなったり、歯茎が腫れたり、歯にひびが入ったりします。
歯は常に噛んでいるようなイメージがあるかと思いますが、実際は上下の歯がくっついている時間は基本的に食事の時のみであり、3食の時間を全部合わせても、接触している時間はおよそ15分程度です。案外短いことが分かりますが、逆にいえば、それ以上の歯の接触は歯を傷めることになります。日常的にくいしばりをしていたり、夜寝ているときに歯ぎしりを指摘されたりしたことのある人は、今は大丈夫でも将来的に歯が痛くなったり、歯が割れたりする原因となります。
咬み合わせは歯を失う原因の一つです。適切な治療を受けましょう。