こんにちは。
今日は歯肉炎について少しお話したいと思います。
歯肉炎とは、歯周病の中でも初期の段階で、歯茎に炎症が起きている状態をいいます。歯茎が腫れたり、歯磨きのときに血が出たりという症状が見られます。
この段階では痛みがほとんどないため、症状に気がつかなかったり、「たいしたことはないだろう」と放置したりする人も多いですが、放っておけば症状はどんどん進んでしまうので、そうなる前にしっかりケアすることが大切です。
歯茎に炎症が起こる歯肉炎は、悪化すると歯茎から口の中全体に炎症が広がる歯周炎になり、歯茎が退縮して歯と歯茎に隙間が生まれてしまいます。
先程、歯肉炎は歯周病の初期段階といいましたが、歯茎が化膿してそのまま悪化してしまうと、歯槽膿漏になり、最終的には土台となる骨を溶かして歯が抜け落ちてしまいます。
歯を失ってしまう原因の4割が歯周病という結果も出ているそうです。
歯肉炎は痛みがなくてもケアが必要です。ご自宅での歯ブラシでのケア方法もあるので、気になる方はこの機会に予防歯科でいらしてくださいね
水野