こんばんは。ただこし歯科クリニックの三島です。本日は歯の痛みについてお話ししたいと思います。
歯には歯髄という、いわゆる歯の神経が中に入っています。この歯髄は、あらゆる刺激を痛みとして認識するため、冷たいもの、温かいもの、甘いものなど、本来痛みと感じないはずの刺激に対しても痛みを引き起こします。
歯が痛ければ虫歯が連想されますが、虫歯だけが歯の痛みを引き起こすわけではありません。多いのは知覚過敏と呼ばれる、歯の神経が過敏になっている状態があります。知覚過敏の原因は、強すぎるブラッシングや、強い咬み合わせなどがあります。
強い咬み合わせは知覚過敏を引き起こすだけでなく、歯周病を悪化させたり、歯の周りの膜に炎症を起こしたりして、痛みを惹起させやすい要因の一つです。歯が痛いと感じても虫歯がないことも珍しくなく、噛み合わせが強いことが原因であることも多いです。
咬み合わせは歯の接触の仕方そのものの問題もありますが、くいしばりや歯ぎしりと言った習癖によっても症状が出ることが多いです。何はともあれ、歯が痛くなったら一度ご相談ください。