θ θ θ くいしばり θ θ θ

最近めっきり寒くなってきましたね☆
今週の朝、3日続けてうちの洗面所の水が出ませんでした (^▽^;
いよいよ冬本番ですね☆

とおころで皆さん、歯を食いしばった時には、どれくらいの力が歯にかかっているのかご存知ですか?
健康な成人男性( 20 - 30 歳) 42 名を対象に、かみしめ時に奥歯(下顎第一大臼歯)にかかる力 (咬合力) を測定した研究によると、
最小では 27.5kg 、最大では 100kg もの値を記録し、その平均は 59kg でした。
その後、前歯や犬歯の咬合力も測定されています。
20 歳代の成人男性 150 名の右側前歯、犬歯および奥歯の咬合力は、
それぞれ 15.66kg 、 27.74kg 、 66.90kg と記録されています。
これらのデータからも、歯を食いしばった時には、自分自身の体重に匹敵するくらい大きな力が奥歯にかかっていることが分かります。
ちなみに普段の食事の際に奥歯にかかっている力(咀嚼力)は最大咬合力の 2 分の 1 から 4 分の 1 と小さく、
およそ 10 - 20kg 程度であるとされています。

人は重い物を持ったり、持ち上げたりしようとすると自然に食いしばっていることが多いと思います。
このように日常生活における色々な労作時や様々なスポーツ活動中に歯を食いしばって頑張る癖のある日本人の割合は
約 6割(10人に6人ぐらいの割合)と言われています。
歯の食いしばり効果に関する研究結果によれば、全身の筋力を瞬間的に増強させることがわかっています。
もう一つの効果は、この全身の筋肉を緊張させることによって関節が固定されることです。
関節が固定されると体の安全につながりますから、しっかり力を出すことができるということです。

ただし、一方で早い動きを必要とする場合には食いしばりはマイナス効果になる可能性があるようです。

歯を食いしばることが必要な時もありますが、自分自身の体重くらいの大きな力が奥歯にかかっているとなると、
眠っている時の歯ぎしりや食いしばりはマイナス効果でしかありません。
奥歯の上に自分が乗っかっている…。
こんなに小さな歯に、そんな重いものを乗せるなんて、歯にヒビが入ってしまう理由も納得できますね。
歯にヒビが入ってしまったら 元には戻らないので、歯を抜かなくてはいけなくなってしまいます…。
歯を守るためにも 歯ぎしり食いしばりのある方は、上下間の歯の緩衝材となる、マウスピースをお勧めします。
ドクター&スタッフに いつでもご相談下さいね (*^-^*)  ann

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