大学の歯科矯正の教科書の半分くらいは人間の顎顔面の成長や
発育の仕方が論述されています。人間の顏の骨は複数の骨で構成されています。
下顎下顎骨、上顎骨、口蓋骨、蝶形骨、頰骨、側頭骨、鋤骨、篩骨など
複数の、骨の複合体が顏の骨なのです。成長段階で骨が大きくなるのは、骨と骨
を繋ぎ合わせてる繋ぎ目が成長するからです。そして、骨を覆っている膜も成長に
深めく関与しています。決して、骨のど真ん中から成長しているわけではありま
せん。このような機序を背景に持ちながら、子ども矯正の顎の成長管理を行います。矯正診療の針金のテクニックもすごく大事ですが、顎顔面のなりたちも
矯正歯科医が押さえておくべき基礎だと思います。河野