今週 木曜日 金曜日の2日間で、北海道の帯広のつがやす歯科医院に訪問診療について学ぶべく行って来ました。当院では予防歯科に力を入れてはいますが、元気で居られるときはいいのですが、歩けなくなったなどの通うことが難しくなった方に対して、最後までフォロー出来るように、もしくは現在通ってくださっているかたの身内で通うことが困難な方からの要望もあり、最近訪問診療を始めたのですが、何分その分野の経験値が多いわけではないため、今回は、在宅、介護施設などの訪問診療において素晴らしい活躍をされている、つがやす先生のところに学びに行ってきました。ここは、厚生労働省指定臨床施設であり、地域医療連携室を院内に備えた全国的にも珍しい歯科医院なのです。ここでは、接触嚥下障害、低栄養、誤嚥性肺炎のための口腔リハビリテーションなどを行い、歯科医師16名、歯科衛生士40名のほか、看護師 社会福祉士、管理栄養士、保育士などとともに 十勝 帯広の地域包括ケアシステムの中心的な存在となり、地域医療に貢献されていました。実際に 口腔ケアを行うことにより、発熱を起こしにくくなることは、データにより証明され、口腔内のリハビリにより、噛めなかった方が噛めるようになることも珍しいことではないそうです。夜は、つがやす先生や若手の先生との懇親会を開いてくださり、その熱い想いに触れたり、最近の若い先生たちの思いや悩みも聞くことが出来たり、いろいろと収穫のある2日間でした。
2016.08.27